ユナイテッドクリニックは、ED(勃起不全)、早漏症、AGA(男性型脱毛症)の専門外来です。ED治療薬としてバイアグラ(成分名:シルデナフィル)、レビトラ(成分名バルデナフィル)、シアリス(成分名:タダラフィル)、早漏症治療薬としてダポキセチンやリドスプレーなど患者様の症状に合った治療薬を提供できるよう、様々なお薬をご用意しております。
ED治療薬の一つ、シアリスにアンチエイジング効果が期待されているのをご存じでしょうか。一般的にアンチエイジングといえば化粧品や健康食品、サプリ、アンチエイジングにいい食べ物などが想起されるかと思います。今回はED治療薬、シアリスのアンチエイジング効果や、アンチエイジングに効果的のある食品などについても触れながらお話を進めていきたいと思います。
ED治療薬「シアリス」
日本イーライリリー社から販売されているシアリスは「タダラフィル」を主成分とするED治療薬で、国内では2007年9月より販売開始されています。5mg錠、10mg錠、20mg錠の規格があり、涙型でくすんだ黄色のフィルムコーティング錠が特徴的です。バイアグラやレビトラを始めとする従来のED治療薬と比較すると、効果時間が大幅に長いのが最大の特徴といえます。一般的にシアリスは食事の影響を受けにくいとされていますが、全く影響を受けないわけではありません。薬効を最大限に発揮させるためには、他のED治療薬同様、空腹時に服用しましょう。また服用前後の過度な飲酒はシアリスの効果を十分に引きだすことが出来なくなってしまいます。また、シアリスを服用する前にお酒を飲む場合は、適量にとどめておきましょう。
シアリスの主成分「タダラフィル」
タダラフィルにはED治療薬としての適応以外に、下記症状への適応も認められています。
・肺動脈性高血圧症
商品名:「アドシルカ錠20mg」(一般名:タダラフィル)
シアリスと同様、PDE5(ホスホジエステラーゼ5)阻害薬に分類されます。適応は肺動脈性高血圧症で、通常、1日1回、2錠(40mg)を経口投与します。肺血管平滑筋を弛緩させることで、肺動脈及び肺血管抵抗を低下させます。
・前立腺肥大症に伴う排尿障害
商品名:「ザルティア錠2.5mg」「ザルティア錠5mg」(一般名:タダラフィル)
ザルティアは前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療薬として2014年に製造販売が承認されています。前立腺、尿道、膀胱頸部の平滑筋弛緩、血管平滑筋弛緩による血流の改善などの作用により、前立腺肥大による排尿障害を改善する働きがあります。
アンチエイジングとは
アンチエイジング(anti-aging)は直訳すると抗老化で、年齢を重ねることにより起きる老化の原因の抑制、老化の予防、改善などの意味合いを含む用語として使われています。アンチエイジングの概念は当初、美容や健康の面から注目されていましたが、近年では薬学や医療、栄養学など様々な面からアンチエイジングに対するアプローチが行われています。
シアリスのアンチエイジング効果
シアリス(成分名:タダラフィル)には血管内皮細胞の修復効果が認められており、アンチエイジング効果のあるお薬としても注目を集めています。シアリスの主成分「タダラフィル」の定期的な服用により、EDの原因ともなる血管機能の老化を回復させる作用が期待できるといわれています。また、血管の機能が向上することにより、動脈硬化など血管機能の衰退によって起こる病気を予防することも可能といえます。本来ED治療薬であるシアリスの定期服用について不安に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、タダラフィルは水に溶けにくい性質があり、緩やかに血中に取り込まれる為、身体への負担は少ないと考えて良いでしょう。また、シアリスは比較的副作用が出にくいお薬ですので、ED治療薬特有の頭痛や顔の火照り、紅潮、鼻づまりといった副作用が生じるケースも極めて稀であるといえます。
アンチエイジングに効果的な食べ物
老化は体内の活性酸素の増加による「酸化」が原因で起こります。体内で酸化が起こると、シワ、たるみなどの肌トラブルや生活習慣病の原因ともなります。酸化を防ぐには食べ物に含まれる抗酸化物質を積極的に摂ることがポイントとなります。抗酸化物質が含まれる食品を摂取することで活性酸素の発生を抑制、除去し、酸化を防止、ひいては老化の予防に繋がります。抗酸化作用を防ぐ食品は「ビタミンA」「ビタミンC」「ビタミンE」などを多く含むアボカドや、バナナ、強い抗酸化力を持つ「リコピン」を多く含むトマト、「βカロテン」を豊富に含むニンジンなどの緑黄色野菜が挙げられます。また、大豆食品には抗酸化作用を持つ「イソフラボン」が含まれています。これらの食品を日々の食生活に取り入れることで、アンチエイジングに効果をもたらすといえるでしょう。