その他薬剤
国内でのレビトラジェネリックの動向について
日本ではレビトラの特許は2020年5月には満了を迎えました。それ以降国内ではレビトラジェネリックが数種登場しています。沢井製薬株式会社からバルデナフィル錠20mg「サワイ」、東和薬品株式会社からはバルデナフィル錠20mg「トーワ」が販売されています。
レビトラジェネリックが登場し、先発品よりも遥かに低価格でレビトラと同等の効果を得ることができるようになりました。国内での主流はジェネリックの方になっていくでしょう。
レビトラとは
バイアグラに次いで登場した2番目のED治療薬
レビトラは世界で2番目に登場したED治療薬です。ドイツの製薬会社バイエル社が製造しており、タイプとしてはバイアグラと同様即効性タイプに分類されます。バイアグラに勝るとも劣らない人気の高い治療薬ではありますが、HP内の「レビトラ」のページにもあるように、併用禁忌薬の多さや高齢者(65歳以上)の服用が推奨されていないなど、少なからず取り扱いの難しい面もあるのがネックです。特に高齢の方はバイアグラ・シアリスの服用をお勧めします。
ジェネリック医薬品とは
安価ながら効果は先発医薬品と同等
先発医薬品の特許が満了すると、他メーカーも同等の効果・効能を持つ医薬品が開発できるようになります。これがいわゆるジェリック医薬品です。先発医薬品との違いとして真っ先に挙がるのが価格面で、開発費などのコストを抑えられる関係でジェネリック医薬品は大幅に安価になります。それでいて先発医薬品と同様の効果・効能を得られますので、ED治療薬が一層身近になるでしょう。
ちなみにジェネリック医薬品として認められるには国が定めた厳しい基準をクリアする必要がありますので、安全性についても全く問題はありません。
ただし全ての容量にジェネリックが用意されるとは限らず、例えば処方率が低い5mgについてのみ製造販売がされないというケースもあり得ます。
インターネットでの通信販売や個人輸入代行には偽造品が多数
現在の日本でレビトラジェネリックを入手するには、インターネット上の通信販売や個人輸入代行を利用し海外で流通しているレビトラジェネリックを購入するしかありません。しかし、インターネットで流通している医薬品は偽造品の多さが問題視されており、製薬会社が合同で行った調査でも実に6割が偽造品と判明するなどその危険性が裏付けられています。
万が一偽造品を服用してしまった場合、効果が出ずに金銭的に損してしまうだけならまだマシな部類で、最悪の場合重篤な健康被害を被ってしまうことも考えられます。実際にそういった被害は日本においても確認されていますので、お手軽とはいえ安易に通信販売や個人輸入代行を利用することはお勧めしません。
また、仮に運よく正規品を入手できたとしても、健康上の理由でレビトラを服用できない、あるいは日常的に併用禁忌薬を服用中という方もいらっしゃいます。レビトラに限らずED治療薬も医薬品である以上、用法・用量を守らない服用はトラブルに直結します。そういったリスクを回避するためにも、ED治療薬の服用をご希望の方は必ず医療機関を受診し、医師のもと処方を受けてください。
まとめ
- レビトラの国内ジェネリックは発売されている
- 一部地域では特許期間の違いからい以前よりに製造・販売をしていた
- ジェネリック医薬品は効果・効能・副作用等すべて先発医薬品と同じ
- インターネットでの通信販売や個人輸入代行による購入は危険が伴うためお勧めできない